本学学生が「エンタテインメントコンピューティング2026」で2つの表彰を受けました

2026.09.14

2026年9月1日(火)から3日(木)まで、京都産業大学で開催された「エンタテインメントコンピューティング2026」(主催:情報処理学会エンタテインメントコンピューティング研究会)において、本学学生の山口瑞悠さん、藤井叙人講師、橋田光代教授による研究発表「CatcherX: 捕手の認知-運動過程の循環に着目したVRシミュレータ」が、「特選セッション発表認定」と「レコメンデモ認定」の2つの表彰を受けました。

ECシンポジウムは、エンタテインメントコンピューティングに関する新技術や新たな可能性、人や社会とのかかわりなどをテーマとする学術会議で、2003年から毎年開催されています。24回目となる今回は、「エンタテインメントデザインの新時代」をテーマに開催されました。

「特選セッション発表認定(口頭発表に関するプログラム委員推薦賞)」は、査読付き口頭発表に投稿され、採択された研究に与えられるものです。また、「レコメンデモ認定(デモ・ポスター発表に関する専門委員推薦賞)」は、専門家の推薦に基づき、すべてのデモ・ポスター発表の中から優秀な研究発表に与えられます。今回の山口さんの研究はこの両方の表彰を受けました。

「CatcherX」は、球を受けるだけでなく、配球を考え、投球を予測して身体を動かし、その結果を次の判断へつなげるという、捕手としての一連の思考と動作をVR上で体験するシミュレータに関する研究です。山口さんは、2025年に開催された「エンタテインメントコンピューティング2025」においても「CatcherX」の研究発表で一般セッション優秀賞を受賞しており、継続して研究・開発に取り組んでいます。

表彰内容

特選セッション発表認定(口頭発表に関するプログラム委員推薦賞)
・レコメンデモ認定(デモ・ポスター発表に関する専門委員推薦賞)

発表タイトル:
「CatcherX: 捕手の認知-運動過程の循環に着目したVRシミュレータ」

発表者:
山口 瑞悠(福知山公立大学)
藤井 叙人 講師(福知山公立大学)
橋田 光代 教授(福知山公立大学)

受賞コメント

このたび、特選セッション発表認定とレコメンデモ認定の二つの表彰をいただき、大変光栄に思います。

昨年度のCatcherXは、多様な投球を「捕る」体験を形にするところから始まりました。今年度は、捕手が担う行動をより広く取り入れることを目指し、配球を考え、投球を予測し、身体を調整して捕球し、その結果を次の判断へつなげるまでの一連の過程をシステムに組み込みました。その中で、こうした一連の行動を、捕手の認知と動作が循環する過程として捉え、研究として発展させました。査読付き口頭発表として採択されたことに加え、実際に体験していただくデモ・ポスター発表でも評価されたことを、研究と体験の両面でCatcherXが前進した結果として受け止めています。

一方で、率直に言えば、今回の結果には大きな喜びと同時に、自分が目指していたところには届かなかったという悔しさも残っています。だからこそ、今回の受賞を到達点ではなく、次の挑戦への出発点にしたいと考えています。今後は、捕球だけにとどまらず、送球やブロッキング、走者への対応など、捕手の守備を構成する行動をさらに取り入れていきます。将来的には、現実の身体の動きが仮想空間でのプレーを生み、そこで起きた出来事が身体感覚や緊張感としてプレイヤに返ってくるような、現実と仮想が相互に作用する捕手体験を実現したいと考えています

研究・開発や発表にあたってご指導くださった橋田光代先生、藤井叙人先生をはじめ、実験やデモにご協力いただいた皆様、会場で貴重なご意見を寄せてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。

NEWS・TOPICS

カテゴリー別

アーカイブ