冠島でのオオミズナギドリ調査に教員・学生が参加しました

2026.09.02

2026年8月21日(金)から24日(月)までの3泊4日の日程で、京都府舞鶴市の冠島で実施された「国指定天然記念物『オオミズナギドリ繁殖地』冠島管理状況調査」に、本学情報学部のバイオロギングを専門分野に持つ吉田誠講師に加え、大学院生の宮川拓真さん、学部3年生の大野凌仁さんが参加しました。

冠島は、オオミズナギドリの繁殖地として国の天然記念物や鳥獣保護区に指定され、厳格に保護されています。そのため、本調査は、冠島への上陸について舞鶴市教育委員会の特別な許可を受けるとともに、オオミズナギドリの捕獲を伴う調査については環境省の許可を受けて実施されています。

今回、本学の3人は、京都府立西舞鶴高等学校、名古屋大学との共同研究として、オオミズナギドリにGPS装置(GPSロガー)を取り付け、その行動を追跡する「バイオロギング調査」に取り組みました。この調査は、オオミズナギドリが冠島を中心にどのような範囲を移動しているのか、その行動圏を明らかにすることなどを目的としています。

本調査に先立ち、2025年夏には本学と西舞鶴高等学校が共同で予備調査を実施しており、その成果を踏まえ、今年度から西舞鶴高等学校、名古屋大学との共同研究として本格的な調査を開始しました。

21日朝、一行は海上自衛隊の輸送支援を受けて舞鶴市内の桟橋を出発。約3時間の航海を経て冠島に上陸しました。島に到着後は、調査器具や水、食料、テントなどを運び込み、3泊4日の調査に向けた準備を進めました。

 今回のバイオロギング調査では、冠島で営巣するオオミズナギドリの成鳥31羽に負担の少ない小型軽量のGPS装置を取り付け、放鳥しました。GPS装置によって記録された位置情報を活用することで、これまで直接観察することが難しかった海上での移動や行動範囲を詳しく調べることができます。

調査は、オオミズナギドリが島に戻ってくる夜間を中心に実施しました。調査個体を捕獲してGPS装置を取り付けるほか、必要な計測や記録を行った後、再び自然へと放します。夜間から早朝にかけての作業もあり、3人は海鳥を専門とする研究者の指導の下、高校生や調査関係者らと協力しながら調査に取り組みました。

 24日には調査器具やテントなどを撤収し、冠島を離島。海上自衛隊の輸送支援を受けて舞鶴へ戻り、3泊4日の調査を終えました。
今回取り付けたGPS装置から得られるデータをもとに、今後、オオミズナギドリが冠島周辺の海域をどのように移動しているのか、その行動圏などについて分析を進めます。

後日、吉田講師、宮川さん、大野さんへのインタビューを交えながら、バイオロギング調査の内容や3泊4日の調査の舞台裏について詳しく紹介する予定です。

最後になりましたが、今回の調査実施にあたり、舞鶴市役所歴史文化まちづくり課、輸送支援をいただいた海上自衛隊の皆様をはじめ、調査を実施・支援された冠島調査研究会および関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

 

 

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