情報学部 野村教授を筆頭著者とする論文が国際学術誌「Scientific Reports」に掲載されました

2026.05.12

本学情報学部の野村 修 教授を筆頭著者とする研究論文が、Nature Portfolio の国際学術誌 Scientific Reports に掲載されました。

掲載論文タイトルは、
「Observed hand-movement reversals postdictively bias ambiguous motion judgements」です。

論文概要

人は、目の前で起こっている動きを「その瞬間」に見ているようでいて、実際には少し後から得た情報によって、過去の見え方が影響を受けることがあります。これは、ポストディクションと呼ばれている現象です。本研究では、あいまいに見える運動映像を観察している際に、後から見た運動映像とは因果的に無関係な「他者の手の動きの反転」が、それ以前に見えていた運動方向の判断に影響を与えることを明らかにしました。これは、ポストディクションが単純な視覚統合に限られず、因果的には無関係な他者動作にも拡張されることを示す点で重要であり、社会的・身体的文脈が知覚形成に及ぼす影響を解明する上で意義があると考えられます。またこうした研究は、人間の視覚認知の仕組みの理解につながるだけでなく、将来的にはVR(仮想現実)やヒューマンインタフェース、映像提示技術などへの応用も期待されます。

この成果は、人間の視覚認知メカニズムの理解につながる研究成果として評価され、専門研究者による査読を経て掲載に至りました。なお、Scientific Reports は、世界的学術出版社 Springer Nature が発行する査読付き国際学術誌であり、世界中の研究者に広く読まれています。

掲載情報

掲載誌:『Scientific Reports』
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