「地域経営研究Ⅰ」では、地域経営を学ぶ基礎として福知山市近隣地域を知るためのフィールドワークを実施しています。大谷杏准教授のゼミでは、4月の伊根町・宮津市に引き続き、今年度第2弾として、福知山市街の主な生涯学習施設を5月16日(土)と30日(土)(欠席者は6月13日)の2日間に分けて訪問しました。
フィールドワークに先立ち、ゼミ生は自宅学習を通じて文献調査を行い、その結果をゼミ内で発表した上で現地を訪問しました。
《1日目》 三段池公園、治水記念館
1日目は路線バスで三段池公園を訪れ、最初に福知山市児童科学館を見学しました。「大人も子どもも楽しめる施設」ということで、学生たちはさまざまな展示を実際に体験しました。また、特別にプラネタリウム設備の説明を受ける機会にも恵まれました。
続いて三段池RAVIHOUSE植物園を訪問し、市内に充実した植物園があることに驚くとともに、園内のクイズに挑戦しながら珍しい植物の見学を楽しみました。その後、三段池RAVIHOUSE動物園を訪れ、当日は福知山市外からも多くの来園者が訪れていたことから、北近畿地域に広く親しまれている施設であることを知りました。
その後、音無瀬橋を徒歩で渡り、治水記念館へ向かいました。福知山で暮らす学生たちにとって、過去の福知山の水害について学び、日頃から防災への理解を深めることは大変重要です。館内では、昭和28年の大洪水当時の避難の様子を再現した映像を視聴したほか、庭では当時の浸水高を示す柱を見学しました。また、蔵で由良川に関する映像を視聴し、主屋では滑車を使った非常時の荷揚げ作業も体験しました。
《2日目》 丹波生活衣館、福知山城、佐藤太清記念美術館、福知山鉄道館フクレル
2日目は、福知山城周辺の施設を訪問しました。
丹波生活衣館は、庶民の着物を多数展示する全国でも珍しい博物館です。ここでは、家で綿花を栽培し、糸を紡ぎ、機を織って布を完成させ、そこから着物に仕立てていたという一連の工程を学ぶとともに、福知山で暮らした人々が身に着けていたさまざまな素材の着物を見学しました。
福知山城では、転用石をはじめとする城郭の構造や、明智光秀と歴代城主について学びました。また、現在の城の再建には、福知山市民や企業をはじめ多くの人々の協力があったことについても理解を深めました。
佐藤太清記念美術館では、福知山出身の日本画家・佐藤太清氏の作品を鑑賞するとともに、2階で開催されていた特別展「モンシロチョウはなにがすき? たかはしきよしえほんげんがてん」を見学しました。最後に訪れた福知山鉄道館フクレルでは、福知山が古くから交通の要衝であったことや、現在の福知山駅と旧駅舎との違い、転車台が存在していたことなどについて、ジオラマ展示を通して学び、まちの変遷への理解を深めました。
今回のフィールドワークでは、2日間にわたり福知山市のさまざまな地域資源を訪問しました。学生たちは、日頃多くの時間を過ごしている福知山の魅力や歴史、人々の営みに触れることで、この地域で生活することの価値を改めて認識し、今後の地域経営の学びにつなげる貴重な機会となりました。







