才木常正教授の研究グループが実践論文賞を受賞しました

2025.06.02

情報学部の才木常正教授が日本人間工学会より実践論文賞を受賞しました。

この賞は、人間工学の実践に関わる優れた論文に対して授与されることを目的とした賞で、対象の年に学会が発行する学術誌「人間工学」に掲載されたすべての論文、総説、実践報告、オープンデータ等の中から最大2編選ばれます。

  • 論文
    水中におけるヒトの生体電位計測~ダイバーの安全監視の一つの方法として~
    /人間工学(2024年60巻4号p.211-220)
  • 受賞者
    才木 常正(兵庫県立工業技術センター、現福知山公立大学)、 中谷 真太朗(鳥取大学)、村井 康二(東京海洋大学)、 有馬 正和(大阪公立大学)
  • 論文の概要
    島国である日本では、趣味や職業として多くの人がダイビングを行っています。しかし、ダイビングは水中という圧力下での活動であるため、ダイバーには常に危険が伴い、死亡事故が発生することもあります。こうした事故を未然に防ぐためには、海中におけるダイバーの健康状態や行動を監視することが望まれています。
    受賞論文では、心電図や筋電図を用いてヒトの健康や行動を総合的に監視できる可能性を持つ「生体電位計測」に注目し、水中における従来の手法と、才木教授らが発明した海水の導電性を利用する方式の原理や特徴について解説しています。さらに、実際の海域でのダイビングにおいて本方式を用いた生体電位計測の現状についても紹介しています。
  • 論文へのリンク
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jje/60/4/60_211/_article/-char/ja

 

 

 

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