2025年4月15日(火)、地域経営学部の講義「地域経営研究Ⅰ」(杉岡ゼミ)において、越前屋俵太さんをゲスト講師に招聘しました。当日は、3年生7名に加え、4年生1名、2年生5名、計13名の杉岡ゼミ生が参加しました。
越前屋さんは、大学在学中にテレビ・ラジオ番組制作に携わったことをきっかけに、『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)や『世界・ふしぎ発見!』(TBS)など、数多くの番組に出演し、ご活躍されました。その後は番組の企画・プロデュースにも携わり、多くの賞を受賞。現在は書家・俵越山としても活動する傍ら、関西大学、和歌山大学、高知大学などで教鞭を執り、京都大学の「京大変人講座」ではディレクター兼ナビゲーターを務めておられます。
講義では、エピソードを交えながら越前屋さんに自己紹介いただいた後、3年生7名がそれぞれプロジェクトリーダーとして取り組んでいる活動内容や現在抱えている悩みを発表し、越前屋さんから貴重なアドバイスをいただきました。
主権者教育プロジェクトに取り組む学生は、若者の投票率向上をめざしてInstagramで情報発信を行っているものの、フォロワー数が伸び悩んでいると相談し、越前屋さんから「若者にとって関心の薄いテーマを届けるには、普通のアプローチでは届かない。グルメと議員を組み合わせるなど、自分が楽しめる要素や若者の関心と掛け合わせて発信してみてはどうか」と助言を受けました。また、就職活動に悩む学生には、「したいことが見つからなくても焦らないこと。いずれ見つかる『これだ』というものに備えて、今できることに力を尽くしてほしい」とのアドバイスがありました。最後には、ゼミ生全員に向けて「成功のイメージを持ちながら、全力で頑張ってください」とエールを送ってくださいました。
参加した学生からは、「正直に生きる大切さを改めて実感した」「初対面なのに説得力があり、心を動かされた」「現状の自分に満足せず、まだまだ学んでいきたい」などの感想が寄せられ、多くの気づきや学びを得られる講義となりました。