毎日新聞(2025年12月25日付)に、地域経営学部・杉岡秀紀准教授が委員長を務める「京丹後市公営プールのあり方検討会議」での提言内容が紹介されました。同検討会議は、京丹後市からの委嘱を受け、市民の健康づくりや学校教育、財政状況など多角的な観点から、市内公営プールの将来の方向性について検討を重ねてきたものです。杉岡准教授は、委員長として専門的知見と地域の実情を踏まえながら議論を整理し、合意形成を主導しました。
記事では、検討会議の最終提言として、厳しい財政状況から新設は困難とし、民間施設や近隣自治体の施設活用を基本とする方針が示されたことが報じられています。一方、市内小中学校プールの老朽化や市民の健康増進を踏まえ、今年3月に廃止された市営温水プールについては、安全性を前提に修繕活用の可能性を検討する余地があるとされました。
杉岡准教授は、「意見の見える化をした。あとは政治の問題であり、政治のビジョンだ」と述べ、地域の実情に即した公共サービスの在り方について見解を示しました。