本学大学院生が「進化計算シンポジウム2025」でベストプレゼンテーション賞を受賞しました

2025.12.24

2025年12月19(金)~21日(日)に開催された「進化計算シンポジウム2025」にて、本学大学院地域情報学研究科1年生の田中柊兵さんが本学会最高賞となるベストプレゼンテーション賞を受賞しました。

進化計算シンポジウムは、遺伝的アルゴリズムなどの進化計算分野に関する国内会議になります。年に一度、日本各地で開催され、今年は富山県射水市で開催されました。
今年は大学や企業、国立研究開発法人などから120名以上が参加し、76件の発表がなされました。ベストプレゼンテーション賞は、参加者の投票により決定し、1件が選出されました。

受賞論文:ランドスケープ特徴量に基づく最適解を明示可能なベンチマーク問題の生成
著者: 田中 柊兵さん(本学大学院地域情報学研究科1年生)、田中 彰一郎助教、水田桔平さん(本学情報学部3年生)、畠中 利治教授

発表内容

遺伝的アルゴリズムをはじめとする進化的アルゴリズムの挙動は、問題の性質による影響を受けることがわかっています。問題の性質に応じて適切なアルゴリズムを選択しなければ十分に性能を発揮できません。そのため、問題の性質とアルゴリズムの相互作用を理解することは重要な課題です。本研究は、GECCO2025で発表した最適化問題の性質を分析する研究とは対照的に、特定の性質を持つ最適化問題を生成する新しいアプローチになります。本研究により、さまざな性質を持つ最適化問題において進化的アルゴリズムがどのような挙動・性能を示すのか理解することが可能となり、進化的アルゴリズムのさらなる開発や実応用に繋がります。

受賞者コメント

励みになる評価で、とても嬉しいです。
ご指導いただいた畠中利治先生、ともに研究していただいた田中彰一郎先生、水田桔平さんに、心より感謝申し上げます。

なお、田中柊兵さんは、今年9月に行われました、「第3回福知山数理・データサイエンス研究会」でも優秀賞を受賞しております。

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進化計算シンポジウム2025

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