「地域経営研究Ⅱ」(2年生・大谷ゼミ)の一環として、舞鶴市内でフィールドワークを行いました

2025.12.10

2025年11月30日(日)、地域経営学部2年生の演習科目「地域経営研究Ⅱ」(担当:大谷杏准教授)において、舞鶴市内でフィールドワークを実施しました。

大谷ゼミでは2019年以降、毎年「舞鶴引揚記念館」を訪問していますが、今回は初めて「学生語り部」の皆さんからご説明をいただきました。館内資料の見学に加え、中学生・高校生の語り部の皆さんからシベリアに抑留された方々の現地での暮らしや引揚者を迎えた舞鶴の様子等についての詳細、セミナールームでは副館長より旧満州や引揚の歴史、舞鶴港が果たした役割についてご説明いただきました。現地訪問により、学内でのゼミ発表の際には漠然としたイメージしか持てなかった「引揚」について、より具体的に理解することができました。


その後、一行は赤れんがパークへ移動し、昼食後に赤れんが博物館で、世界各地で使われているレンガやホフマン窯に関する展示を見学しました。博物館の建物自体が旧海軍の魚雷倉庫であったことから、戦争と平和について改めて考える機会にもなりました。


赤れんが博物館の見学を終えた後、市役所前から路線バスを利用して東舞鶴から西舞鶴へ移動しました。舞鶴市郷土資料館(舞鶴ふるさと発見館)では、市内で発掘された遺物や北前船の模型、祭礼などの伝統文化に触れました。さらに隣接する田辺城資料館を訪れ、田辺城の歴史や細川家に関する理解を深めました。

今回のフィールドワークでは、かつて軍港として発展した東舞鶴と、城下町としての歴史を持つ西舞鶴の両地域を訪れたことで、舞鶴市内の地域特性の違いにも気づくことができました。前学期に行った地域や地域課題に関する学習にもつながる、非常に有意義な訪問となりました。

NEWS・TOPICS

カテゴリー別

アーカイブ