2025年11月3日(月)、かわい承学校(旧川合小学校)で開催された第9回川合元気まつりに本学地域経営学部小山ゼミと、地域経営学部の演習科目「地域経営演習Ⅱ-E」(担当:倉田良樹教授、杉岡秀紀准教授)を受講する学生9名が参加しました。
当日は自治会長、カワイリバースプロジェクト代表の挨拶から始まり、地元住民による「よさこい演舞」の披露、オカリナ仲間「夢飛(むとべ)」と吹奏楽団「ブルーマリンズ」による演奏のほか、物販・バザー、縁日、本学小山元孝教授とゼミ生による「あの時の大原神社~戦時下の神社とくらし~(特別展示)」などが行われました。
小山元孝教授とゼミ生:展示「あの時の大原人者~戦時下の神社とくらし~」
2025年、戦後80年を迎え戦争の記憶は遠のくばかりです。しかし、身近なところに戦時下の状況を伝える資料が残っていることもあります。今回、福知山公立大学地域経営学部小山元孝教授とゼミ生により、大原神社の古文書等を調査した際に、こうした戦時下の神社やくらしの様子を窺うことのできる資料を発見することができました。今回はその一部12点を展示するとともに、調査にあたった地域経営学部小山ゼミ3回生の陣内誠志君と那須寛太君が来場者向けの展示解説を実施しました。
展示品の中には福井県小浜市の演芸一座のチラシとその領収書があり、春の祭礼の日に境内で演芸が実施されていたようです。また、銅製の狛犬を供出したさいの書類や、戦後GHQの命令により神宝の日本刀が没収されそうになった際の書類など、地元の方々も知らなかった時代の一側面を記す文書を展示をしました。見学をされた地元の方からは「大事な歴史の事実の一コマを身近な問題、身近な資料にまで手繰り寄せられましたことは、大変ありがたく大切なことだと思う」「知らないことがたくさんあって、勉強になりました。これからもつづけて調べて欲しい」といった感想を聞くことができました。
「地域経営演習Ⅱ-E」(担当:倉田良樹教授、杉岡秀紀准教授):室内ゲーム・受付・販売
本学学生は、綿菓子、駄菓子、焼き鳥、ドリンクの販売や、くじ引き、総合窓口、ビンゴ大会のお手伝いを行ったほか、本学学生が考案したニュースポーツ「カワイアングル」という室内ゲームを実施し、小学生以下の子どもや保護者、お年寄りの方など約30人が楽しみました。
また、今後本演習で活用するためのアンケート調査も同会場内で実施しました。
今後も廃校を活用するためのアクションリサーチを進めていきます。
掲載紙
- 京都新聞 2025年11月4日(火)朝刊16面【閉校舎で音楽・ゲーム 福知山・旧川合小 住民ら親睦深め】






