2025年10月24日(金)、本学地域防災研究センターおよび地域経営学部・大門大朗研究室主催による「第1回地域防災連続セミナー」が市民交流プラザふくちやま(福知山市)で開催され、その様子が両丹日日新聞(2025年10月29日付)に掲載されました。
当日は、元豊岡市長の中貝宗治氏が講師として登壇し、「災害時のリーダーシップについて―2004年台風23号の経験から―」をテーマに講演を行いました。
中貝氏は、豊岡市に甚大な被害をもたらした台風23号の被災経験をもとに、行政として当時どのように対応や判断を行ったのか、その経緯を説明しました。堤防決壊のリスクが高まるなかでの現場での葛藤や教訓について語るとともに、「個人や地域の防災力を高め、協力して被害を最小限に抑えることが重要である」と強調しました。さらに、「有事の際に行政が行う意思決定を、平時から住民に伝え、理解を得ておくことが大切だ」と述べ、参加者に防災意識の向上を呼びかけました。
掲載紙
両丹日日新聞 2025年10月29日(水)「災害に強い行政とは 元豊岡市長中貝さん 平時の備えの大切さ説く」3面