2025年10月11日(土)、福知山市大江町において、大江山みすず村のリサーチベース(ORB:Oe Research Base)の活動開始にあわせた交流イベントを開催しました。
参加者は、本学学生・教職員32名、地域住民等27名(議員を含む)の計59名が集まり、世代や立場を越えて交流する和やかな時間となりました。
このイベントは、大学と地域住民との交流を深めることを目的として実施されたもので、参加者が手書きの名刺を作成し自己紹介をして交換するなど積極的な交流ができる場となりました。食事を囲みながら、学生は地域の歴史や現状について直接話を聞き、地域の方々は若者の視点や大学の取り組みに触れることで、互いの理解を深める貴重な機会となりました。
大江山みすず村のリサーチベースは、大江山口内宮駅(京都丹後鉄道)から徒歩すぐに所在し、情報学部・山本吉伸教授と学生ベンチャーと地域の協力により設置され、「地域に貢献すること」を主な目的とした拠点です。あわせて、学生による実証実験の場として活用し、新たなIoT技術を取り入れながら、実際に利用者に試してもらえる実験店舗として運用していく計画です。
山本教授は、「実際の環境で検証できる場があることは研究の質を高めるうえで大きな意義がある」と述べており、学術的な観点からも本拠点の活用が期待されています。
今回の交流イベントは、拠点の活動開始を地域に周知するとともに、今後の連携体制を構築する第一歩となりました。イベントを通じて得られた交流や意見は、今後の活動や実証実験の展開に生かされる予定です。
最後に山本教授は、「これからも地域のための観光振興につながる活動を続けていきたい」と意気込みを語りました。