講義科目「多文化共生論」でゲスト講師を招聘しました

2025.06.30

2025年6月12日(木)、地域経営学部の講義科目「多文化共生論」(担当:大谷杏准教授)において、NPO法人外国人女性の会パルヨンの代表理事であるハッカライネン・ニーナ氏をゲストにお招きし、「5つの壁を乗り越えて~外国人女性が必要としている支援、日本人にできること~」と題し、Zoomにてご講話いただきました。同会をゲストにお迎えするのは、今年で5回目となります。

講義ではまず、会の目標や概要、創設の背景、そして活動の一つである外国人女性のための「何でもしゃべれる会『プフー』」について、写真を交えてご紹介いただきました。さらに、サポート用の電話やチャットの設置、近年のウクライナ避難民への支援活動についてもお話しいただきました。その後、日本人の視点では気づきにくい、外国の方々が直面する5つの壁について解説があり、あわせて、会がこれまでに作成された、外国の方の視点を活かした生活ガイドブックや、オリジナルYouTube動画「日本暮らし 近所の人と仲良くなる方法」もご紹介いただきました。外国人女性への支援だけでなく、日本人向けのガイドブックの作成やワークショップの開催など、多文化共生に向けた幅広い取り組みを展開されており、学生にとって多文化共生に関わるための気づきを得る貴重な機会となりました。

講義後、学生からは「外国の方が感じている不便さについて知ることができ、とても興味深かった」「日本で育ったからこそ知っている常識は、外国人には難しいこともあり、そこに配慮する必要があると思った」「英語が苦手である等の理由から外国人と話すことに消極的にならず、挨拶だけでも声をかけてコミュニケーションをとりたい」などの感想が寄せられました。

 

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