「地域経営研究Ⅰ」(大谷ゼミ)で伊根町と宮津市を訪問しました

2025.06.11

2025年5月31日(土)、地域経営学部2年生の講義「地域経営研究Ⅰ」(担当:大谷杏准教授)において、伊根町と宮津市を訪問し、フィールドワークを実施しました。

学生たちは、京都丹後鉄道・宮津駅から丹海バスで伊根町へ向かい、伊根町観光協会の「舟屋ガイドとめぐる、まるごと伊根体験」に参加しました。このツアーへの参加は今年で5回目となります。ガイドの方の案内のもと、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている伊根の街を歩き、独特の地形が生んだ土地利用の方法や漁業の特徴、家屋の配置などについて学びました。また、実際に舟屋を見学し、もんどり(魚捕りの仕掛け)を引き上げる体験も行い、舟屋の構造や役割、伊根特有の魚の保存方法についても理解を深めました。

帰路では、偶然同じ日に現地を訪れていた佐藤充准教授のゼミ生にバスの中から手を振りつつ、伊根を後にし、天橋立元伊勢籠神社で下車。6月の訪問ということもあり、境内には「夏越の祓」の茅の輪が設置されており、多くの学生が初めて見る光景に興味を示していました。さらに、府中駅からリフトに乗って傘松公園へ向かい、天橋立の絶景を堪能した後、リフトで下山し、一の宮桟橋からフェリーに乗船しました。当日は非常に風が強く、普段は多く集まる鳥たちも風に逆らうのが難しい様子でした。

フェリー下船後は、智恩寺周辺で自由行動の時間を設け、最後は天橋立駅から宮津駅を経由し、鈍行列車で福知山へ戻りました。

本ゼミの目的は、北近畿の各自治体にある社会教育施設への訪問を通じて、ゼミ生自らが地域課題を発見することにあります。今回は施設訪問ではなく、ツアーへの参加を通して伊根町の特色を学び、また、天橋立周辺でも地域課題への気づきが得られたのではないかと考えています。今後もさまざまな地域を訪問し、学びを深めていく予定です。

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