講義科目「多文化共生論」でゲスト講師を招聘しました

2025.06.11

2025年6月5日(木)、地域経営学部の講義科目「多文化共生論」(担当:大谷杏准教授)において、「やさしい日本語」有志の会の杉本篤子事務局長をゲストにお招きし、「『やさしい日本語』を通して多文化共生を考える」と題し、Zoomにてご講話いただきました。同会をゲストにお迎えするのは、今年で4回目となります。当日は、代表の花岡正義氏にもご参加いただきました。

講義では、事前課題として出されていた「災害時における外国人住民への対応」に関する三つの問いについて、グループ内で意見を共有し、その後、各班が順に全体に向けて発表を行いました。続いて、災害時に外国人被災者へ正確な情報を伝える手段の一つとしてやさしい日本語の意義について学びました。あわせて、やさしい日本語のレベルや位置づけ、また難しい日本語をやさしい日本語に変換する際のルールなどについても解説いただきました。最後に、各地のやさしい日本語に関する取り組みも紹介され、「なぜ特定の外国語ではなくやさしい日本語が必要なのか」といった背景についても触れていただきました。

講義後、学生からは「外国人=英語という固定観念を改め、今回学んだやさしい日本語などにももっと目を向けるようにしたい」、「今後、外国の方と接する機会があれば、今日学んだことを意識して話してみようと思った」、「能登半島のボランティア学生団体に所属しているので、今回の学びを今後に生かしたい」などの感想がありました。

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