2025年4月26日(土)、地域経営学部2年生の講義「地域経営研究Ⅰ」(担当:大谷杏准教授)において、京丹後市網野町を訪問し、フィールドワークを実施しました。今年度最初のゼミ活動としてのフィールドワークです。
まず、京都丹後鉄道・網野駅から丹海バスに乗車し琴引浜へ向かいました。下車後は坂道を歩いて浜を見学し、その後、「琴引浜鳴き砂文化館」を訪問。館長より鳴き砂のメカニズムや海洋ごみの実態についてご説明いただきました。同館への訪問は、今年度で4回目となります。
見学後は再びバスで移動し、丹後地域地場産業振興センター(アミティ丹後)で昼食をとりました。昼食後には、「野村克也ベースボールギャラリー」の見学や特産品の購入などを行い、全員で網野銚子山古墳へ向かいました。当日は、史跡整備完了記念イベントが開催されており、会場でブース活動を行っていた小山ゼミの学生との偶然の交流もありました。
最後にバスで郷地区へ移動し、郷村断層の近くにある「京丹後市立郷土資料館」を訪問しました。同館では、かつて地域で使われていたさまざまな道具から当時の人々の暮らしに思いを馳せると同時に、丹後大震災に関する記録から、北近畿の地にかつて大きな地震災害があったことを学びました。
本ゼミの目的は、北近畿の各自治体にある社会教育施設への訪問を通じて、ゼミ生自らが地域課題を発見することにあります。今後もさまざまな施設を訪れ、地域の課題のみならず、それぞれの市町の魅力についても理解を深めていきたいと考えています。