特別公開講座「地域づくりに求められるリーダー論~行政に頼らない「むら」おこし~」でゲスト講師を招聘しました

2025.05.29

2025年5月27日(火)、地域経営学部の講義「地方自治論」(担当:杉岡秀紀准教授)の一環として、特別公開講座「地域づくりに求められるリーダー論-行政に頼らない『むら』おこし-」を本学で開催しました。今回は、長年にわたり地域づくりに取り組まれてきた柳谷自治公民館(鹿児島県)の豊重哲郎館長をゲスト講師として招聘しました。

講座では、「地域リーダー論」をテーマに、地域を牽引するリーダーの在り方について語られました。豊重氏は、地域のリーダーに求められる資質として「優しい」「わかりやすい」「頼りになる」という三つの要素を挙げ、肩書きや立場だけではなく、人として信頼されることの重要性を強調されました。

また、バレーボールチームを例に挙げながら、「チーム作りのポイントは、バックボーンに感動・感激してもらうこと。レギュラーだけではチームは盛り上がらない。ヒーローにならなくていい。黒子でいい。地域づくりに補欠はいらない」と述べ、誰もが役割を果たせる場づくりの重要性を説かれました。さらに、「日進月歩では遅い。時進日歩で進もう」「人が集まる方法ではなく、集まらない方法を考える」「私はeducationはできない。でもeduceはできる」といった、常識にとらわれない独自の視点を示し、会場の学生たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

ユーモアを交えながらも熱意のこもった講義は、地域づくりにおけるリーダーの在り方について、多くの学びと気づきを与える貴重な機会となりました。

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