2025年3月5日(水)、福知山市災害ボランティアセンター(市社会福祉協議会)主催の「令和6年度防災ミニスクール」が市総合福祉会館で開催され、地域経営学部の大門大朗准教授が講師として登壇しました。
講演は「能登半島地震から考える、私たちと地域の備え」をテーマに行われ、災害発生直後と時間の経過後における避難所や支援体制の課題が示されました。また、支援者の受け入れや地域内外の連携の重要性が強調され、地域ごとのつながりや「被災地のリレー」といった協力の仕組みが災害復興において有効であることも説明されました。
さらに、災害時の判断を話し合う防災シミュレーション「クロスロードゲーム」も実施され、避難所で迫られる具体的な判断について参加者同士が意見を交わしました。大門准教授は「避難所を地域でどのように運営していくか、地域の中で何ができるか、考えるきっかけにしてほしい」と呼びかけました。
掲載紙
両丹日日新聞 2025年3月12日(水)3面 「避難所の課題想定し議論 防災ミニスクール事前に地域で話し合いを」