西田副学長が研究主幹を務める日本-カナダ国際産学連携共同研究「Well Beingな高齢化のためのAI技術」が開始されました

2024.01.31

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)では、戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)において、本学の西田豊明副学長が研究主幹を務める日本-カナダ国際産学連携共同研究「Well Beingな高齢化のためのAI技術」の新規課題が採択されました。

「日本-カナダ国際産学連携共同研究」では、カナダ国立研究機構(NRC)と共同で、「Well Beingな高齢化のためのAI技術」分野の2国間共同研究課題の募集を行い、応募のあった8件の研究課題を両国の専門家により評価し、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)とカナダ国立研究機構(NRC)との協議により全3件の採択を決定されました。西田副学長は、研究主幹として共同研究の日本側を統括します。

課題①:社会的会話エージェントとスマート行動モニタリングによる高齢者生活支援プラットフォームの実現(FureAI)

研究概要

AI(人工知能)を用いて独居高齢者の健康状態をモニタリング・管理し、高齢者同士のソーシャルネットワークを確立するためのプラットフォームである「FureAI」を共同開発する。

研究体制
  • 日本側チーム:京都大学、AGREEBIT株式会社
  • カナダ側チーム:カールトン大学、GRTHealth株式会社、カナダ国立研究機構(NRC)

課題②:先進遠隔医療のための在宅デジタル高齢者総合機能評価の開発(D-CGA@home)

研究概要

これまで外来問診により行ってきた高齢者総合機能評価(CGA)を遠隔デジタル化し、AI解析を行う「Digital CGAat Home(D-CGA@home)」を開発する。

研究体制
  • 日本側チーム:東北大学、サクラテック株式会社
  • カナダ側チーム:北ブリティッシュコロンビア大学、ケアツートーク、カナダ国立研究機構(NRC)

課題③:介護作業支援を行う知能ロボットの開発(ARC)

 研究概要

人と自然に共存し、介護作業支援を行う知能ロボット(ARC)の開発を目的とする。基本的な作業は自律で、複雑な作業は遠隔操作により遂行することで、近い将来に展開可能な準自律ロボット技術を確立する。

研究体制
  • 日本側チーム:東京理科大学、川田テクノロジーズ株式会社
  • カナダ側チーム:ワーテルロー大学、MAEロボティクス株式会社、カナダ国立研究機構(NRC)

評価委員(国立研究開発法人科学技術振興機構側)

  • 研究主幹:西田豊明(福知山公立大学 副学長・情報学部 教授)
  • アドバイザー:伊福部達(東京大学先端科学技術センター 研究顧問)
  • アドバイザー:栄藤稔(大阪大学先導的学際研究機構 教授)
  • アドバイザー:佐藤知正(東京大学 名誉教授)
  • アドバイザー:中間真一(株式会社ヒューマンルネッサンス研究所 エグゼクティブ・フェロー)

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