遠隔/自立ハイブリッド対話ロボットによる福知山駅みどりの窓口接客対応の実証実験を実施します

2021.07.05

本学の倉本到教授(情報学部)と大阪大学大学院基礎工学研究科、株式会社サイバーエージェントによる先端知能システム共同研究講座は、JR西日本福知山支社の協力のもと、高度情報化時代を見据えた地域でのロボット活用をめざして、JR福知山駅みどりの窓口での「ハイブリッド対話型※」ロボットによる接客対応の実証実験を共同で実施いたします。
※ハイブリッド対話型:ロボットによる自律的・自動的な対話と、人間の遠隔操作による対話を混在させた対話の仕組み。

■実験概要

目的:ハイブリッド対話型ロボットによるみどりの窓口接客対応の実証
期間:2021年7月12日(月)より1週間(予定)
場所:JR福知山駅 みどりの窓口(所在地:京都府福知山市駅前町439)
調査内容:
・ロボットとの対話により接客の満足度や興味が維持向上されるかどうか
・遠隔から対応するオペレータの負担軽減やストレスのないコミュニケーションが成立するか
・ロボットに対して行われた対話の内容(ロボットの自律対話拡張のため)
・平日と土休日、午前と午後など、異なる環境下での対話の性質や顧客層の違い

■ハイブリッド対話型ロボットについて

コミュニケーションロボット「Sota®」を、みどりの窓口前に設置します。ロボット背後に設置されたセンサにより人の接近を検知して挨拶などの声掛けを行ったり、目的地に対する乗り換え案内や駅近辺の施設情報などの質問に自律的に回答したりすることができます。対話内容に関する情報は併設されている情報提示用のディスプレイにも表示されます。さらに、ロボットが理解できない複雑あるいは曖昧な質問に対しては、ロボットが回答する代わりに遠隔地に待機しているオペレータ(駅員)が音声で回答することができるハイブリッド対話機能を有しています。

■研究実施組織について

本研究の一部は、一般社団法人京都知恵産業創造の森 産学公連携共同研究開発事業として、福知山公立大学・大阪大学大学院基礎工学研究科・株式会社サイバーエージェント・JR西日本福知山支社の共同で実施されています。

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