授業紹介「地域経営研究Ⅰ」(地域経営学部・岡本悦司教授)

2021.06.17

地域経営学部医療福祉経営学科の授業科目「地域経営研究Ⅰ」(3年生)を紹介します。
この授業では、データウェアハウス化(多数のデータを加工し、整理すること)のために必要なスキルを習得し、地域単位、市町村単位、病院単位のデータウェアハウスを自作することを最終目標としています。

授業の到達目標は次の5点です。
①クロス表をキューブ形式に変換する技術を習得する。
②e-stat等で公開されている各種統計の概要を理解し、どのようなデータを加工したいか選択する。
③多数のファイルをWEBから自動的にダウンロードする技術を習得する。
④多数のファイルを結合したり、Excelに読み込んだりする技術を習得する。
⑤SQLを習得し、Access上でキューブ形式データを正規化する。

2021年6月17日(木)の授業では、学生が選んだテーマに関するデータを収集し、Excelで加工・分析しました。テーマには国立病院機構の財務諸表や、どの国の在留外国人がどの地域に何人住んでいるのかを選択しました。

 

 

 

 

 

 

データの多くはPDF形式で公開されているため、Excelの機能を活用してデータを読み込み、見やすい表に加工します。作業が一段落したところでお互いの進捗状況を報告し、難しい作業では岡本教授がアドバイスしていました。

 

 

 

 

 

 

 

岡本教授は「データを寿司に例えるなら、2年生はとりあえず寿司を食べてみる段階、3年生は魚の捕り方を覚える段階、そして4年生は釣った魚を調理し、板前として活躍する段階です。つまり、3年生は各自で好きなデータを収集して加工・分析を行うスキルを身につけ、4年生では異なる加工データを比較し、組み合わせることで新たなデータを生み出します。これらの作業で身に着くExcelの加工スキルは、医療福祉に限らず様々な分野で活かすことができます」と話していました。

岡本教授が医療介護DX研究会(2021年5月26日開催)で講演した動画は以下よりご覧いただけます。
データウェアハウス化手法によるリアルワールドデータ活用の方法と解析

 

 

 

 

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