黄 宏軒 教授

コウ ヒロノキ

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黄 宏軒 教授
専門分野
人工知能、ヒューマンインタフェース、コミュニケーション科学
主な担当科目(学部)
機械学習システム、自然言語処理
主な担当科目(研究科)
マルチモーダルインタラクション特論
研究室ページ
http://iislab-fukuchiyama-u.jpn.org/
最終学歴京都大学大学院情報学研究科知能情報学専攻博士後期課程修了
学位博士(情報学)京都大学
自己紹介台湾台北市生まれ。1998年国立政治大学理学部情報科学科、2000年国立台湾大学大学院情報工学研究科をそれぞれ卒業し、2年間馬祖島での兵役を終えて2002年に来日。2009年京都大学情報学研究科知能情報学専攻博士後期課程修了、博士(情報学)。同年成蹊大学理工学部情報科学科科研費特別研究員。2010年より立命館大学情報理工学部情報コミュニケーション学科助教、2013年同准教授。2018年より国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター「人とAI のコミュニケーションチーム」研究員。2020年より現職。人工知能、ヒューマンインタフェース、コミュニケーション科学の研究に従事。趣味は写真と登山。2011年より日本山岳写真協会会員、2015年に新人賞を受賞。13年間掛けて2017年に日本百名山を完登。人生の半分近くを日本で過ごし、そのほとんどは京都で。北部の方はこれまであまり来ることがありませんでしたが、縁があってこちらの大学に着任することになり大変嬉しいです。これからは地域に貢献できる人材を育てて研究の方も地域の方々と様々な課題に取り組んでいければと思います。
座右の銘
明日死ぬかのように生きろ。永遠に生きるが如く学べ。
為せば成る、為さねば成らぬ何事も
研究の
キーワード
擬人化会話エージェント、ソーシャルロボティクス、マルチモーダルインタラクション、社会的信号処理、対話システム、機械学習、深層学習、ヒューマンコンピュータインタラクション、 人工知能、ヒューマンインタフェース、コミュニケーション科学
研究の概要 かつてイギリスのコンピュータ科学者、アラン・チューリングが提唱したように、機械を知的であると判断するには、その機械が人間と区別の付かないほど他の人間とコミュニケーションが取れる条件が挙げられています。私の研究はまさにそういう機械の実現を夢見ています。そのために、人間同士の対面コミュニケーションとはどういう仕組みで成り立っているかを分析し、機械学習などを用いてその法則性を見つけて知的アニメーションキャラクタやロボットに取り入れます。言葉、そして,表情や身振り手振りを通じて人間と会話ができるようにします。また、こうした知的機械を開発することで、人間の知性とはどういうものかを探求していきたいと思っています。具体的な研究テーマは、言語・非言語の会話分析、機械学習によるモデル化、マルチモーダル対話システム、人間の感情・行動の計測・認識、人間・機械のインタラクションデザイン・分析・評価などが含まれています。
研究テーマ
  • グループ会話におけるコミュニケーション能力向上の支援
  • 教員志望者の指導訓練のための仮想学級システム
  • 非母語話者のコミュニケーション支援
  • 高齢者のための擬人化傾聴エージェント
  • 機械学習、特に深層学習による人間のマルチモーダル状態・行動推定と会話エージェント・対話ロボットのマルチモーダル行動生成
  • その他の人工知能、機械学習技術による問題解決
所属学会人工知能学会、ヒューマンインタフェース学会、電子情報通信学会、情報処理学会、日本バーチャルリアリティ学会、Association for Computing Machinery (ACM)、Taiwanese Association for Artificial Intelligence (TAAI)
研究シーズ(相談可能な領域) 人工知能、人間の状態・行動の検出、会話エージェント・対話ロボットの応用、機械学習(深層学習)
こんなことで地域のお役に立ちたい!

人と機械のインタラクションをテーマにしながら、研究室内だけの研究がほとんどでした。今後は、実際に地域の人々と関わり完成度を高めて現場で使えるものにしていきたいと思います。これまでに仮想学級による教育支援や高齢者向けの擬人化傾聴エージェントなどの応用研究を取り組んできているので、地域の関係機関や施設などとの連携を図る他、学生プロジェクトのフィールドワークにもしたいと思います。これらの課題に限らず、人工知能、会話エージェント・対話ロボット、機械学習などの応用分野についても意欲的ですので、いろいろご相談いただけたら嬉しいです。

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