池野 英利 教授

イケノ ヒデトシ

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池野 英利 教授
専門分野
ニューロインフォマティクス、生体情報工学、計測工学
主な担当科目
データ解析ツール、信号情報処理
最終学歴豊橋技術科学大学大学院情報工学専攻修士課程修了
学位博士(工学)豊橋技術科学大学
自己紹介兵庫県朝来市生まれで舞鶴工業高等専門学校に入り、舞鶴で5年間すごしました。豊橋技術科学大学大学院修了後に舞鶴高専に助手として赴任し、その後、2021年3月まで兵庫県立大学に勤務しておりました。情報技術の神経科学分野への応用を目指すニューロインフォマティクスを専門とし、特にミツバチなど昆虫の神経系の解析への応用を進めております。最近、神経の形態解析の手法を樹木の根構造の解析に応用することを進めており、ミクロンからメートルサイズへと研究を展開しています。生まれが農家ですので、休日は田畑、山で過ごすことが多いです。
座右の銘
誰でも初めは素人
研究の
キーワード
ニューロン、ミツバチ、カシノナガキクイムシ、樹木根、地中レーダ
研究の概要神経科学分野への情報技術の応用を目指して研究を進めて来ました。コイの網膜神経細胞をスタートに、ウミウシの神経系、ミツバチやカイコガ神経系など、神経細胞が比較的少なく、行動との対応づけた解析が進めやすい系を対象に研究を進めています。このテーマを進めていく中で、昆虫の飛翔行動計測システムや個体数をカウントするシステムの開発もいたしました。最近、樹木の栄養を吸収する部分の細根の成長、枯死の解析や樹木を支える太い根の解析に対して、神経細胞(ニューロン)の形態解析に用いた手法の応用を進めています。
研究テーマ
  • ミツバチダンスコミュニケーションに関わる脳・神経機構の解析
  • 地中レーダ計測による樹木根系構造の解析
  • 地中イメージスキャナによる樹木細根の成長、枯死過程の解析
  • カシノナガキクイムシの飛翔行動特性とナラ枯れ範囲拡大の関連
  • トビムシ個体数の自動カウントシステムの開発
所属学会電子情報通信学会、日本神経回路学会、システム制御情報学会、日本比較生理生化学会、日本動物学会、日本生態学会、根研究学会、日本森林学会
研究シーズ(相談可能な領域)
  • ミツバチの生態と行動に関する相談
  • クラウドシステムと連携したデータ解析に関する相談
  • 樹木による斜面崩壊防止力に関する相談
こんなことで地域のお役に立ちたい!

北近畿に在住する住民の一人としても、本学が新しい時代を切り開く人材の育成、及び、この地域の発展に寄与していくことを期待しております。本学の理念の実現にむけて、教育、研究活動を充実させるとともに、地元での地域コミュニティー活動にも参加していきたいと思います。

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