畠中 利治 教授

ハタナカ トシハル

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畠中 利治 教授
専門分野
計算知能、データサイエンス、制御工学
主な担当科目(学部)
データサイエンス入門、物理学概論、統計的モデルを用いたシミュレーション、統計解析、統計データモデリング
主な担当科目(研究科)
計算知能特論
最終学歴大阪大学大学院工学研究科博士前期課程修了
学位博士(情報科学)大阪大学
自己紹介滋賀県大津市の出身です。地元の高校を卒業、大学では学部で応用物理学、大学院博士前期課程で数理工学コースを専攻し、修了後、応用物理に帰還して京都の企業で発光分析や質量分析の機器開発などを担当しました。その後、鳥取大学へ移るとともに、情報系へ転身し知能情報工学の教育と研究に携わりました。鳥取では、地域情報化など、地元の課題に関わるプロジェクトにも関わってきました。大阪大学への異動後はやや理論よりに比重を移しつつ、研究と教育を続けて、2020年から福知山公立大学に勤務することになりました。このように境界領域をさまよっていますが、課題の現場に根差して、Why を問い、How を開拓できるように尽力したいと思っています。
座右の銘
多様性を大切に&シンプルに考えよ
研究の
キーワード
進化計算、遺伝的アルゴリズム、最適化、学習アルゴリズム、システム同定と状態推定、故障検出、データ処理、ラーニングアナリティクス
研究の概要 計算知能 (Computational Intelligence) は、人や生物が有する情報処理や問題解決の能力、いわゆるインテリジェンスを計算機で実現することを目的とし、ニューラルネットワーク、ファジィシステムおよび、生物の進化や行動とのアナロジーで表現される進化計算を軸に構成される研究分野です。実世界の課題を解決するために、これらのツールを利用するシステムとそのアルゴリズムの開発および、そのためのモデリングが主な研究課題です。その中でも特に、進化計算や生物の群の振る舞いを模した群知能について、その理論的基盤の強化と具体的な問題への応用に関する研究を行っています。また、データに基づくモデリングや推定、多数のエージェントからなるシステムのシミュレーションを通じて制度などのデザインを支援する手法の開発、生徒や学生の修学記録を分析して、その将来の状況を予測するラーニングアナリティクスの研究を進めています。
研究テーマ
  • 進化計算のアルゴリズムに関する研究
  • データ駆動型の学習状況のモデル化に関する研究
  • システムの状態推定法の研究
所属学会計測自動制御学会、進化計算学会、システム制御情報学会、IEEE
研究シーズ(相談可能な領域)
  • 統計的品質管理、故障検出
  • IoT センシング、イメージング
  • センシング・イメージングによる選果
  • 学習分析
  • データ分析、データマイニング、モデリング
こんなことで地域のお役に立ちたい!

データサイエンスを含む数理工学やシステム工学に立脚した分野は、対象を選ばない普遍的なアプローチです。特定の産業や事象に特化しないため、具体的な「こんなこと」は描きにくいのですが、一方で、異なる課題のようにみえることに対して共通する解決策を考えることができたり、他の分野で成果をあげている方法からヒントを得ることができる分野であると思っています。
個人的なスタンスとしては、できるだけ、現場に近くをモットーに、たとえば、どのようにデータを取得するか?対象としているモノやコトの何を調べようとするか?といった計画や、得られたデータ分析、予測モデルの構築を通じた評価や提案などを通じて、何かしらの貢献できればと考えています。

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