大門 大朗 准教授

ダイモン ヒロアキ

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大門 大朗 准教授
専門分野
社会心理学、グループ・ダイナミックス
主な担当科目(学部)
地域防災論、持続可能な社会論、社会学概論
主な担当科目(研究科)
実践的社会調査法
最終学歴大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了
学位博士(人間科学)
自己紹介東日本大震災がきっかけで、大学院で理系から文系に転向し、岩手の沿岸部に住んだり、米国に住んだりしながら災害ボランティア、復興、防災の研究を行ってきました。とはいえ、地元は宮津市、保育園から高校までは通学は徒歩圏内、府北部どころか地元から出たことさえありませんでした。そして、こうして地元の公立大学にいるというは、何かのご縁だろうと思っています。地域の一人として、地域の皆さんと一緒に新たなチャレンジに取り組みたいと思っています。
座右の銘
「よい理論ほど実践的なものはない (nothing is so practical as a good theory)」(K. Lewin)
研究の
キーワード
災害ボランティア、災害復興、地域防災
研究の概要「よい理論ほど実践的なものはない (nothing is so practical as a good theory)」とは、グループ・ダイナミックスを切り開いたクルト・レヴィンの有名な言葉です。この言葉には、「役に立たない座学はだめだ」ということでなく、学問は地域や社会の問題と地続きであり、切り離すことができないという意味が込められています。これまでの研究も、災害、防災について考えるとともに、地域や被災地の住民の方と一緒になって、地域のベターメントをめざす研究を行ってきました。ぜひ一緒に、災害ボランティア、復興、防災のアクションリサーチを皆様と行いたいと思っています。
研究テーマ
  • 災害ボランティアや復興を通して、助け合う社会はどうすれば作ることができるのか?
  • 「自分の身は自分で守る」という防災は声高に叫ばれているけれども取り残されている人はいないのか?
  • 災害が何度も起こるからこそ私たちが目を背けようとしているものがあるのではないだろうか?
所属学会日本グループ・ダイナミックス学会、日本災害復興学会、日本自然災害学会、日本心理学会、日本質的心理学会、IDRiM (Integrated Disaster Risk Management) Society
研究シーズ(相談可能な領域)災害時の地域住民の防災行動や災害対応、特に、集団の行動(社会心理)にお役に立てることがあるかもしれません。避難、防災行動、災害情報、防災教育、災害伝承、被災地支援、災害ボランティア、要配慮者などのキーワードに関心のある方はぜひご連絡ください。
こんなことで地域のお役に立ちたい!

福知山では何度も水害が発生します。そして、洪水、土砂崩れ、地震、津波……といった災害は、福知山だけでなく、北近畿全般でいつ起きてもおかしくありません。防災を進めたい、発生時には災害ボランティアの力を借りたい、そして、よりよい復興につなげたい、地域の人たちと一緒になって災害や防災に関わる際にぜひお声掛けいただければと思います。

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