2026.11.04

本学・張研究室と芸術文化観光専門職大学・姚研究室が第2回合同ゼミを実施

[活動報告] [研究室・ゼミ]

城崎温泉で外国人観光客への情報発信と地域産品の課題を考察

2026年10月24日(土)、地域経営学部・張明軍准教授の研究室と芸術文化観光専門職大学の姚瑶准教授の研究室による第2回合同ゼミを兵庫県豊岡市で実施しました。学生たちは、大学間の交流に加え、城崎温泉街でのフィールドワークや調査後のディスカッションを通じて、地域産品の魅力を外国人観光客にどのように伝えるか、インバウンド観光が地域経済にどのような影響を及ぼすかについて考えました。

第1回の学びを発展させ、現地で学ぶ合同ゼミ

2026年6月13日(土)に実施した第1回合同ゼミでは、異文化理解と地域特産品の観光活用をテーマに学生同士が意見交換しました。今回はその学びを発展させ、現地で商品・店舗・案内表示を観察し、発見した課題について意見を交わす実践的な学習に取り組みました。午前中は芸術文化観光専門職大学を訪問し、姚研究室の学生によるキャンパス案内や学生間の交流を行った後、城崎温泉へ移動しました。

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張ゼミが異文化理解と地域特産品の観光活用を学ぶ合同ゼミを実施しました

外国人観光客の視点から、店舗と地域産品を観察

フィールドワークの共通テーマは「外国人観光客向けのお土産調査 ―農産物・食品を中心に―」です。学生たちはグループごとに調査ルートを事前に検討し、城崎温泉街での調査に臨みました。現地では、城崎をはじめ但馬ならではの商品を探しながら、外国語での商品説明の有無や価格、決済方法、持ち帰りやすさなどを確認しました。 観光地を単に見学するのではなく、異なる言語や文化的背景を持つ来訪者に商品の魅力が伝わっているかという視点から調査しました。

調査後のディスカッションで浮かび上がった課題

現地調査後のディスカッションでは、飲食店や浴衣レンタル店などで英語・中国語、一部では韓国語による案内やピクトグラムが見られ、外国人観光客を迎える工夫が進んでいるとの意見が共有されました。一方、地域の土産品には日本語中心の表示も残っており、商品名だけでなく原材料や特徴などを外国語で分かりやすく伝える工夫が必要との指摘がありました。

決済面では、クレジットカード等に対応する店舗がある一方、現金中心の店舗も見られるなど、店舗による違いが話題となりました。また、カニや但馬牛、練り物など、地域色豊かな食べ歩き商品や土産品の価格にも注目が集まりました。観光客の増加による地域経済への効果だけでなく、価格上昇や混雑が住民や国内観光客に与える影響についても議論が及びました。これらは参加した学生たちの観察と意見交換から浮かび上がった論点であり、今後さらに調査・検証すべき課題でもあります。

「観察・対話・考察」を通じて地域経営の視点を養う

今回の合同ゼミでは、事前の調査計画、現地での観察、グループでの成果共有という一連の過程を経験しました。特に、外国人観光客の利便性や地域産品の販売促進を考えると同時に、観光地で暮らす人々への影響にも目を向けたことは、地域経営を多角的に捉える学びにつながりました。異なる大学の学生が協働し、互いの着眼点を持ち寄ったことも、今回の活動の重要な成果となりました。

両ゼミでは、今回の振り返りを今後のフィールドワークの改善に生かし、合同での学習・交流を継続していくことを検討しています。

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