2026年10月16日(金)、加佐中学校区PTA連絡協議会主催の「令和8年度加佐中学校区PTA人権講演会」が加佐公民館(京都府舞鶴市)で開催され、本学の西田豊明理事・副学長が講師として登壇しました。
この講演会は、生成AIが子どもたちにとっても身近な存在になりつつあるなか、その利便性を生かしながら、人権やルールを大切にして活用する力をどう育むかを考えることを目的に開催されたものです。加佐中学校区の教職員および保護者約40名が参加しました。
当日は、「生成AIとの上手な付き合い方~AI時代を生きる子どもたちのために~」をテーマに、西田理事・副学長が話題提供を行いました。長年にわたる人工知能研究の歩みを振り返りながら、2022年の対話型生成AIの登場が社会の前提を大きく変える「ゲームチェンジャー」であることを解説しました。そのうえで、競争や唯一の正解を求める価値観から多様な価値を認め合う社会への転換を見据え、これからの学校は、さまざまな分野で優れた力を持つ人に触れ、学び合える場であることが望ましいと述べました。
続いて、ゲストスピーカーとして合同会社Gel-Banana代表・上六人部地域おこし協力隊の服部凌氏が「AI時代の学校でどんな学びがほしいか」と題して話しました。服部氏は、AIによって考えるプロセスが省かれてしまうことへの懸念を示し、AIを使う前に自ら考える力を育てることや、AIの仕組みそのものを知る学び、「なぜ勉強するのか」を子どもたちに伝えることの大切さを提起しました。
後半の総合討論では、参加者からの質問も交えながら、動画の倍速視聴など子どもたちの新しい行動への向き合い方や、生成AIで作られた偽の画像・動画を見極める力の育て方などについて意見が交わされました。情報を多角的に見る習慣を身につけることや、大人が子どもとこれからの社会について話す時間を意識的に設けることの大切さが共有され、参加者がAI時代の子どもたちとの関わり方について考えを深める機会となりました。





