
2026年11月3日(火・祝)、ホテルロイヤルヒル福知山&スパ(福知山市)において、「福知山公立大学開学10周年記念式典・交流会」を開催しました。
本学は、2016年4月の開学から10周年を迎えました。本式典・交流会はこれまで本学を支えてくださった皆様への感謝を伝えるとともに、10年間の歩みを振り返り、これからの福知山公立大学の姿を共有する機会として実施したものです。
当日は、行政、教育関係者、地域・経済団体など、本学にゆかりのある皆様をはじめ、学生や教職員など約180名が参加しました。
10年間の歩みを振り返り、未来を展望
記念式典では、川添信介理事長・学長による式辞に続き、大橋一夫 福知山市長、合田哲雄 文部科学省高等教育局長(代読:福田翼 文部科学省高等教育局大学振興課地域大学振興室室長補佐)からご祝辞をいただきました。
川添理事長・学長は式辞の中で、多くの方々の「福知山の地に大学を」という熱意によって2016年に開学した本学が、地域経営学部の学生148名、教員22名からスタートし、情報学部や大学院地域情報学研究科の設置を経て、現在では学生935名、教員47名を擁する大学へと成長した10年間の歩みを振り返りました。

川添信介 理事長・学長
また、地域の現場から学び、地域課題の解決に取り組む「地域協働」を教育・研究の中心に据えてきたことに触れ、これまで大学を支えてくださった地域の皆様や関係者への感謝を述べました。
さらに、人口減少など地域社会や大学を取り巻く環境が変化する中、本学ならではの特色と価値を一層明確にし、地域貢献を志す学生が集う大学を目指して、今後も研鑽と挑戦を重ねていく決意を示しました。

大橋一夫 市長

福田翼 室長補佐
記念講演「究地創知と究知創地」
続いて、川添理事長・学長が「究地創知と究知創地―福知山公立大学が存在することの意味―」と題し、本学のタグライン「地を究め知を創る」を出発点に、その逆の視点からも大学の役割を捉えられるのではないかという考えのもと、「究地創知と究知創地」という造語をテーマに講演を行いました。
「究地創知」とは、地域を深く探究することで、その地域ならではの個別的な知を生み出すことを意味しますが、他方、「究知創地」とは、地域から得られた知をさらに深めることで、他の地域の発展にも役立つ普遍的な知へと発展させ、地域の未来を創り出していくことと理解できます。
二方向の考え方は一体のものであり、本学が目指すのは、地域固有の課題や特性に根ざした「個別性」と、さまざまな地域に応用できる「普遍性」を兼ね備えた知であるとしました。
また、第2期中期目標(令和4~9年度)に掲げる「福知山モデル」について、地域社会への貢献は教育・研究に付随するものではなく、地域の活性化という目的そのものが教育・研究を方向づけることであると説明しました。大学が地域から知を紡ぎ出し、地域が大学から発展の力を得るという、大学と地域社会がともに発展する関係の重要性を語りました。
最後に、福知山・北近畿地域の持続的な発展に欠かせない存在となることを目指し、今後も地域とともに歩んでいく姿勢を示しました。

学生の活動紹介や交流を通じ、つながりを深める
式典に続いて開催された交流会では、井口和起名誉学長による開会挨拶の後、安原孝啓 京都府中丹広域振興局長による乾杯のご発声を合図に、参加者同士の交流が始まりました。


また、会場には8つの学生団体が活動紹介ブースを設け、来場者にそれぞれの取組を紹介しました。
各ブースでは、多くの参加者が足を止め、学生たちの説明に熱心に耳を傾けるなど、活発な交流が行われました。学生にとっても、自分たちの活動を幅広い関係者に知っていただくとともに、直接意見や感想をいただく貴重な機会となりました。




交流会を通じて、学生・教職員と地域の皆様が親睦を深め、これまで培ってきたつながりを再確認するとともに、今後の大学と地域との連携について考える場となりました。
地域とともに、次の10年へ
本学では開学10周年を記念して、10年間の歩みをまとめた記念誌や記念文集の制作、学生・教職員が主体となって交流や文化・芸術活動を展開する「いこてん」など、さまざまな記念事業を実施しています。
開学10周年は、これまでの歩みを振り返ると同時に、新たな一歩を踏み出す節目でもあります。
本学はこれからも、「地域とともに学び、地域とともに発展する大学」として、教育・研究・地域連携のさらなる充実に取り組んでまいります。
これまで本学を支えてくださったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。







