2025年9月19日、福知山市受託事業であるNEXT産業創造プログラムの一環で、「QWS CULTIVATION PROGRAM」に参加しました。
本プログラム基礎科目「スタートアップ特論」講師の野村幸雄氏が館長を務める拠点・SHIBUYA QWS*を、本プログラム受講生17名が訪れ、QWS が掲げる「問いの可能性を社会へ広げる」という理念を体感しました。
プログラムでは、QWS コミュニケーター5名の進行のもと、「あなたの『問い』は、なんですか?」をテーマにしたワークショップが行われ、参加者は対話を通じて自らの探求したい「問い」を深める機会を得ました。
参加者は首都圏からの社会人および本学学生受講者で構成され、5つのグループに分かれて活発な議論が展開されました。ワークショップでは、まずそれぞれが持ち寄った「問い」をもとに「問いのアート」を制作。続いて、互いの作品を鑑賞し、感じたことや気づきを付箋に記して共有することで、さらなる対話と気づきが促されました。
参加者からは、「問い」や「問うこと」の本質に触れることで、自身の関心や課題意識がより明確になったとの声が多く寄せられました。特に、今後開講予定のPBL型科目への進級を目指す受講生にとっては、プロジェクトの深化に向けた視点やアプローチのヒントを得る貴重な機会となり、今後の取り組みに対する意欲の高まりがうかがえました。
QWS CULTIVATION PROGRAM 概要
- 日 時 2025年9月19日(金)10:00~12:00
- 場 所 東京都渋谷区 渋谷スクランブルスクエア15階 SHIBUYA QWS
- タイムライン
- 10:00~10:10 オープニング
- 10:10~10:30 アイスブレイク
- 10:30~10:50 ワークショップ:「問い」アートの制作
- 10:50~11:10 「問い」の作品鑑賞
- 11:10~11:20 ギャラリートーク
- 11:20~11:45 グループトーク:「問い」「問う」とは
- 11:45~11:55 全体共有
受講生コメント
プログラム基礎科目の集大成として、「問い」をテーマに自身の違和感を言葉にし、他者との対話を通じて客観化する経験を得ました。今後のPBL科目では、多くの仲間と共に、私たちの「問い」を地域や社会に問い、世の中を少し良くする実践につなげていきたいです。(地域経営学部地域経営学科4年 菅谷快晴さん)
本イベントは、年齢や性別関係なく本気で問いに向き合う人と対話ができる貴重な機会でした。1つの問いであっても、人によって解釈や深め方が異なり、その中で自分の視野が広がっていくのを体感できました。(情報学部情報学科4年 林昂佑さん)
頭の中の曖昧さを言葉にし、他者と交わす中で見えてくる「まだ言葉になっていない欲求」。その距離を縮める「問い」という手がかりを、少しずつ掴めてきました。今後のPBLでは、仲間と共にそれぞれの問いを磨き、現場で試し、できるところから形にしていきます。(情報学部情報学科3年 有年楓斗さん)
日頃の違和感を「問い」として言葉にし、対話を通じて視野を広げられたイベントでした。最後には「問い」を「問う」意味を考え、「問う自分」を見つめ直す機会にもなりました。今後のPBLでは、学生ならではの視点から新たな価値を生み出していきたいと考えています。(地域経営学部地域経営学科2年 角田陽菜さん)
NEXT産業創造プログラム受講本学学生参加者(敬称略)
- 地域経営学部4年生 甲斐裕基、菅谷快晴
- 情報学部4年生 林昂佑
- 情報学部3年生 有年楓斗
- 地域経営学部2年生 石田向、伊藤群晴、角田陽菜、妹尾隆玖、髙見まゆり、畠山瑛成、坂東維月、真嶋優妃、湯浅脩子、𠮷田空汰
*SHIBUYA QWS(東京都渋谷区。多様な人が交わり「問い」を起点に活動する共創施設):
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