2026.10.29

北近畿コラボスペース

北近畿コラボスペース交流会 in 京丹後市を開催しました

  2026年10月24日(土)、京丹後市役所にて「北近畿コラボスペース交流会 in 京丹後市」を開催しました。本交流会は京丹後市との連携のもと、「関係人口」や「二地域居住」をテーマに実施し、地域住民、二地域居住に関心のある方、行政関係者、本学の教職員・学生など約30名が出席しました。

 「北近畿コラボスペース」は、福知山公立大学が中心となり、北近畿で活動する人や団体、自治体、学生などが分野を越えてつながるための交流の場です。地域の課題や可能性を共有し、新たなつながりや共創を生み出すことを目的としています。

 今回は、国が導入を予定している「ふるさと住民登録制度」も見据え、地域とのこれからの関わり方を参加者が一緒に考えました。

1 登壇者

 トークセッションのファシリテーターは、京丹後市の二地域居住等コーディネーターで、まちの企画部の川渕一清氏が務めました。

 登壇者として、まちの企画部の南愼一氏、京丹後市との二地域居住を目指す土屋奨護氏(オンライン参加)、本学学生の角田陽菜さん(学生記者部「Style Note」)、山本きあらさん(学生団体「GrowSpiral」)、京丹後市市長公室政策企画課の堀江係長が参加しました。

2 トークセッション「住むだけじゃない。地域との関わり方を考える」

 トークセッションでは、まず「どこからが地域と関わっていると言えるのか」という問いが投げかけられました。登壇者からは、訪問の回数よりも、地元の方との交流やつながりの中でこそ関わりを実感できるという声が多く聞かれました。

 二地域居住を目指す立場、学生記者として地域を訪れる立場、地元を離れて暮らす立場など、それぞれの視点から語られたのは、「親子での初めての体験」「人によくしてもらった思い出」「離れてから気付いた地域の良さ」といった、地域との関わりが深まっていくきっかけでした。

 話題が広がるにつれて、会場にもマイクが向けられ、登壇者と傍聴者が一緒に語り合う場になりました。会場からは、地域の担い手の立場から「祭りや地域課題に関わってくれるだけでもありがたい」という声や、「名前を覚えてもらい、声を掛けてもらえたことが再訪のきっかけになった」という経験が語られました。

 さらに、「関係人口を増やすことは、地域にとってどのような意味を持つのか」という問いかけをきっかけに、議論は一層深まりました。関わり続ける動機として、「求められる」「名前を覚えてもらえる」といった人とのつながりや、地域の歴史や文化が生み出す「謎」への好奇心が挙げられ、会場は笑いと共感に包まれました。

 また、オンラインでつながれる時代だからこそ「実際に会うこと」の価値が高まっていること、都市部の人の知識や経験が地域に入ることで新たな解決策が生まれる可能性があることにも話が及びました。ふるさと住民登録制度が、地域との関わり方に「グラデーション」を生み出すのではないかという期待も語られました。

3 北近畿コラボスペースの紹介と懇親会

 トークセッションの後、本学から北近畿コラボスペースの取組を紹介しました。最後に川渕氏が全体を総括し、閉会となりました。

 交流会の終了後は会場を移して懇親会を開き、トークセッションで生まれた話題の続きに花が咲くなど、参加者同士の交流が一層深められました。

 今回の交流会を通じて、地域との関わりは訪問の回数だけで測れるものではなく、「また会いたい人がいる」「次の発見が楽しみ」といった思いの積み重ねによって育まれていくことを、改めて実感する機会となりました。本学は今後も、北近畿コラボスペースを通じて、地域と人、人と人とのつながりを丁寧に紡いでまいります。

Share