防災訓練 QRコードシステムの実証実験

「地域防災」先行研究成果
(2020年10月現在)

福知山公立大学情報学部 衣川昌宏

大江町(蓼原地区)避難訓練における避難状況把握の円滑化

避難訓練の目的

水害の多い地域
  • 由良川氾濫および、水門設置後の内水害
  • 土砂災害

高齢化、要介助者の避難支援

本研究・実証実験で扱う問題

狭い地区面積であるが、災害時には避難状況の把握の困難さ
  • 複数の避難先、不在時の不在確認等

個人に付随するライフライン(生命線)情報は避難時に失う可能性
  • 医療処置(血液型、透析、投薬等)

 

実証実験1:避難状況把握システム 概要


メディア掲載

京都新聞、両丹日日新聞に掲載されました。

京都新聞 2020年8月31日

両丹日日新聞 2020年8月31日

実証実験1:避難状況把握システム今後の発展

避難時の医療情報照会

避難時の医療情報照会
避難所での医療問題
  • 人工透析などの生命維持に必要な医療情報
  • 投薬情報、処方箋など
身元確認での医療ミス防止


地域での普段からの見守り
子どもやお年寄りの見守りタグ
  • 迷子や熱中症での緊急搬送時の身元確認と身内への連絡

マイナンバーよりも権限の低い・公開情報の少ないIDとして利用

用途によってID(QRコード)を使い分ける
金融系情報等、攻撃リスクの高い情報は扱わない

 

今後の展開

内水害防災向けリアルタイムモニタリングシステム

  • 簡易雨量計に雨量観測
  • 水路水位観測
  • その他土砂災害防止も将来的に含む
  • 情報学部データサイエンスチームの合流

災害対策・出動記録および気象データのデータベース化

  • データクレンジングの方針決定
  • データベースシステムの設計
  • 情報学部データサイエンスチームの合流
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